あなたにピッタリの投資信託を選ぶ7つの方法

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投資信託をどうやって選んだらいいのか分からないと感じていませんか?
今回は、ファイナンシャルプランナーである筆者が初心者でも簡単に理解できる投資信託の選び方を7つのポイントに分けて解説します。

■資産クラスから選ぶ

投資信託を選ぶ際には、まず資産クラスを考慮することが重要です。資産クラスとは、投資対象を種類ごとに分類したもので、以下のようなものがあります。

  • 国内株式型:日本国内の企業の株式に投資します。リスクは高いですが、リターンも期待できます。リスクを取ってでも高いリターンを狙いたい方におすすめです。
  • 海外株式型:海外の企業の株式に投資します。為替リスクも伴いますが、成長性の高い市場に投資できるメリットがあります。最もハイリスク・ハイリターンですが、グローバルな視点で投資を考える方におすすめです。
  • 国内債券型:日本国内の債券に投資します。リスクは低いですが、リターンも控えめです。安定した収益を求める方におすすめです。
  • 外国債券型:海外の債券に投資します。為替リスクがありますが、国内債券よりも高いリターンが期待できます。リスクを取りつつも安定した収益を求める方におすすめです。

■運用方法から選ぶ

投資信託には、インデックス型とアクティブ型の2つの運用方法があります。

アクティブ型

ファンドマネージャーが積極的に銘柄を選び、運用する投資信託です。市場平均を上回るリターンを目指しますが、手数料が高くなる傾向があります。市場を上回るリターンを狙いたい方におすすめです。

インデックス型

市場全体の動きを反映するように運用される投資信託です。例えば、日経平均株価やS&P500などの指数に連動します。手数料が低く、長期的な投資に向いています。市場全体の成長を信じる方におすすめです。

■分配金の有無で選ぶ

投資信託には、分配金があるものとないものがあります。

分配金がない場合

分配金がない投資信託は、運用益が全て再投資されるため、複利効果が期待できます。長期的な資産形成を目指す方におすすめです。

分配金がある場合

運用がうまくいかなかった場合、分配金が減少することがあります。分配金を受け取ることで、定期的な収入を得ることができますが、再投資されないため、複利効果が薄れます。

■手数料で選ぶ

投資信託には、購入時手数料、信託報酬(運用管理費用)、信託財産留保額などの手数料がかかります。手数料が高くなりがちな投資信託の特徴としては、アクティブ型や特定のテーマに特化したファンドがあります。手数料が高いと運用成果に影響を与えるため、手数料の低い投資信託を選ぶことが重要です。

■運用実績で選ぶ

過去の運用実績を確認することで、その投資信託がどの程度のリターンを上げているかを把握できます。ただし、過去の実績が将来の成果を保証するものではないため、参考程度に考えることが大切です。運用実績を確認する際には、長期的な視点で見ることが重要です。

■リスクとリターンのバランスで選ぶ

投資信託を選ぶ際には、自分のリスク許容度を考慮することが重要です。リスク許容度とは、どの程度のリスクを取ることができるかを示すものです。リスク許容度を知るためには、以下のポイントを考慮します。

  • 投資目的:資産形成や老後の資金など、投資の目的によってリスク許容度が異なります。
  • 投資期間:長期的な投資を考えている場合、リスクを取ることができますが、短期的な投資を考えている場合はリスクを抑える必要があります。
  • 経済状況:収入や資産状況によってリスク許容度が異なります。安定した収入がある場合はリスクを取ることができますが、不安定な場合はリスクを抑える必要があります。

■投資期間で選ぶ

投資信託を選ぶ際には、自分の投資期間も考慮する必要があります。

  • 長期的な投資を考えている場合:リスクが高くてもリターンが期待できる投資信託を選ぶことができます。例えば、株式型の投資信託やアクティブ型の投資信託が適しています。
  • 短期的な投資を考えている場合:リスクを抑えた投資信託を選ぶことが重要です。例えば、債券型の投資信託やインデックス型の投資信託が適しています。

おわりに

いかがでしたか? 投資信託を選ぶ際には、資産クラス、運用方法、分配金の有無、手数料、運用実績、リスクとリターンのバランス、投資期間など、さまざまなポイントを考慮することが重要です。また、分散投資を行うことでリスクを軽減し、安定したリターンを目指すことができます。しっかりと勉強して、自分に合った投資信託を選びましょう。

執筆者:鍛治田祐子

■ファイナンシャルプランナー

【保有資格】CFP®認定者 1級ファイナンシャルプランニング技能士

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